駅に着いていざスタンプを押してみると備え付けの台のインクが薄い・・って事はよくあるかと思います。
スタンプを収集しているスタンプコレクタ−なら是非とも自分専用のスタンプ台を持って欲しいと思います。
私も自分専用の「myスタンプ台」を持ち歩くようになって16年になりますが、
ここではただスタンプ台を持ち歩いて押すという事から一歩進んだ話をしたいと思います。

現在市販されているスタンプ台の色の種類は、黒・赤・紫の基本3色。さらには緑・朱・藍の6色発売されていると思います。
基本3色はわたしの旅スタンプを押印するのに必要な色ですから最低限これだけはそろえると良いでしょう。
他に持ち歩く際の荷物に余裕があるなら藍と朱・緑を揃えておけばどこの駅に行っても対応できると思います。

現在文具店などで販売されているスタンプ台はシヤチハタ油性顔料系インクのスタンプ台(HGシリ−ズ)だと思います。
油性顔料系のインクといわれてあまりピンとこないかと思いますが、「Xスタンパ−(インク内蔵式のシャチハタ印)」に
使用されているインクの事です。
せっかく押したスタンプのインクがじわじわと滲んでしまったという経験をお持ちの方も多いのでないかと思います。

以前の主力商品だった水性染料系のスタンプ台(Hシリ−ズ、シャチハタゾルスタンプ台といいます)は補充インクのみの販売で、
スタンプ台自体製造中止とのことでしたが、製造元のシヤチハタ工業さんに問い合わせしたところ、
現在でも水性染料系のスタンプ台(HJシリ−ズ)を作りつづけていることがわかりました。
ただ常時在庫している店はなく、取り寄せとなるようです。


(HJシリ−ズの箱)


私は押した時の仕上がり具合やその他の理由で今でも水性染料系インクのスタンプ台を使っています。
下の画像をご覧下さい。左側が「油性顔料系インク」、右側が「水性染料系インク」で押印した物です。ぱっと見て違いがわかりますか?
(押印用紙にはコクヨのメ−30を使用)図柄の細かい部分まで濃くハッキリ押されていると思いますがいかがでしょうか。
ちなみに先日購入したHJシリ−ズのスタンプ台の箱にも「発色の美しい水性染料系・・」と書かれており、
スタンプ台メ−カ−さんも映りのよさをアピ−ルしていました。

 とりあえず、インクの仕上がり状態を比較してみましたが、両者とも一長一短で特性がありますので記しておきます。

油性顔料系(HGシリ−ズ) 水性染料系(H、HJシリ−ズ)
仕上がり 押印後インクの乾きが早い。(と言っても押印直後にインクに触ると汚れるので注意) 押印後インクの乾きが遅い。完全に乾かす作業が必要。
メンテナンス 蓋を開けたままでもインクが蒸発する事はない。 蓋を開けたままだとインクが乾いてしまう。また湿気の多い梅雨の時期などは盤面が湿気を吸収しベトベトした状態になるので注意が必要。
インクの性質 押す紙質と押印時のインクの量によっては時間が経つとインクが滲む事がある。 光沢のある紙を除けばほぼ全種類の紙に押印が向いている。また発色が非常に鮮やかである。
インクのつき ほぼ全色インクのつきは良い。 顔料系に比べるとインクのつき(特に新品状態に近いスタンプ)はやや劣る。
インクの補充 インク補充後、盤面にインクが染み込むのを待たなくてはならず、時間がかかる。 インク補充後すぐに使えるので補充も楽。但し補充のし過ぎには注意が必要です。

顔料系スタンプ台(HGシリ−ズ)


上:ゾルスタンプ台(Hシリ−ズ)
下(HJシリ−ズ)

 また、色によってはクセのある色もありますので、押印の時に気をつければ鮮明な印影が得られると思います。インクのつきは3段階で評価しています。(◎=良好、○=普通、いまいち=△)

インクのつき 特記事項 インクのつき 特記事項
顔料系黒 水性黒
顔料系赤 あまりインクを補充した状態で押印すると後々印影が滲む 水性赤 水性染料系の中で一番鮮やかな発色
顔料系紫 あまりインクを補充した状態で押印すると後々印影が滲む 水性紫 インクを付けすぎると泡だってしまい、文字や画像がつぶれてしまう。
顔料系藍 あまりインクを補充した状態で押印すると後々印影が滲む。インクがが多少水っぽく鮮明度が欠く 水性藍
顔料系朱 水性朱
顔料系緑 水性緑